超図解!誰にでもできるサウンドコントロール
このページは2009年06月05日に更新されました
超図解!
Windows XPのサウンドコントロール
はじめに
超基本!
パソコンによって異なる音声入力/録音機能とオーディオデバイス
超基本!
オーディオデバイスの入出力端子
超基本!レベルメーターの活用と各種録音ソフトや配信サービス
1 サウンドコントロール画面の開き方
2 隠れているコントロール項目を表示しよう
3 録音コントロールの基本機能と操作
4 再生コントロールの基本機能と操作
5 マイク音声を入力/録音する方法と、
マイクブーストについて
6 ライン入力の色々な使い方と
オーディオケーブル
7 音楽やゲーム音(パソコン内部再生音)を入力/録音する方法
8 音楽やゲーム音とマイク音声を同時入力/録音する方法
9 複数オーディオデバイスの各種活用方法
よくある質問とFAQ

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超図解!Windows XPのサウンドコントロール

トップページ>>超図解!Windows XPのサウンドコントロール>>8.音楽やゲーム音とマイク音声を同時入力/録音する方法

8.音楽やゲーム音とマイク音声を同時入力/録音する方法

ステレオミックス+マイクミュート解除

 左図のように、音楽再生音やゲーム音など、パソコン上で流れる音声(内部再生音)を入力/録音する機能が、ステレオミックスです。

 「ステレオミックスとは、再生コントロールでミュート解除をした項目の音声をパソコンに入力/録音する機能」と考えてください。

 ステレオミックスと合わせて、再生コントロールのマイクミュート解除機能を使い、マイク音声を内部再生音化することで、パソコンに音楽(ゲーム音)とマイク音声を同時に入力/録音することができます。

重要:ステレオミックス欠如問題
 オーディオデバイスにステレオミックス機能が装備されていれば、内部再生音を入力/録音することができますが、XPのパソコンで、オンボードオーディオデバイスにステレオミックス機能が装備されている割合は全体の50〜60%程度です。

 パソコンにステレオミックス機能を追加する方法については「ステレオミックス問題総合対策情報」のページにまとめていますので、そちらをご覧ください。

音楽(ゲーム音)+マイク音声の同時入力/録音をする設定方法

ステレオミックスの録音コントロール設定

 録音コントロールでステレオミックスを【選択】しましょう。これで、パソコン内部再生音が入力/録音されるようになります。

ステレオミックスの別名一覧
再生リダイレクト ステレオミキサー WAVE出力ミック
ミキシング ミックスアウトプット Stereo Mix
Stereo Out WaveOutMix Sum
Digital Mixer Loop Back Record Master
Record Mixer Record Master Record Mixer

ステレオミックスの別名

 「ステレオミックス」は、たくさんの別名があり、オーディオデバイスの種類によって、左のような名称で表示されます。特にCreative製の製品では【再生リダイレクト】や【What U Hear】が使われます。

音楽(ゲーム音)+マイク音声を同時入力/録音する場合の再生コントロール設定

 ステレオミックスを【選択】している場合には、再生コントロールでミュート解除をした項目の音声が入力/録音されます。よって、マスタ音量(メイン音量)とWave、さらにマイクのミュートを解除することによって、音楽(ゲーム音)とマイク音声が同時に入力/録音されるようになります。
 MIDI(SWシンセサイザ)は、midi音源を入力/録音する場合には、ミュート解除しておきましょう。

 再生コントロールでのボリュームスライダーの調整も、ステレオミックスで入力/録音される音量と関係します。

音楽(ゲーム音)+マイク音声同時入力/録音の音量調整方法

大きな音は、大きな音で録音される

 音楽(ゲーム音)+マイク同時入力/録音で、その入力/録音音量の調整は、ステレオミックスを頂点とした右図のような関係になっています。

 これは特に難しいことではなく、「ステレオミックスとは、再生コントロールでミュート解除をした項目の音声をパソコンに入力/録音する機能」ですので、ステレオミックスに対して、再生コントロールのスライダーや、音楽(ゲーム音)を再生するソフトの音量を大きくすれば、それだけ大きな音で入力/録音されるということです。

入力全体音量の調整1
ステレオミックスのスライダー
 録音コントロール、ステレオミックスのスライダーでは、入力/録音される全体音量を調整することができます。

 このスライダーの調整は、取り込む内部再生音全体の調整を意味するので、音楽(ゲーム音)とマイク音声両方の入力/録音音量が調整されます。

音量調整のポイント

 入力/録音している音が音割れしている場合にはスライダーを下げましょう。ただし、音量バランスの調整は再生コントロールから行う方が楽なので、ステレオミックスのスライダーは最大まで上げて固定しておく方が良いでしょう。

入力全体音量の調整2
再生コントロールのメイン音量スライダー
 再生コントロールのメイン音量スライダーの調整も、入力/録音される全体音量の調整となります。

 メイン音量のスライダーを上下すると、音楽(ゲーム音)とマイク音声、両方の入力/録音音量が上下します。
 また、メイン音量のミュートをONにすると、全ての入力/録音音量は0になってしまいます。

 ステレオミックスのスライダーと同じく、最大で固定しておくと良いでしょう。


音楽・ゲーム入力音量の調整
二段階の音楽・ゲーム音量の調整
 音楽やゲーム音量の調整は、再生コントロールのWave(MIDI)スライダーと、音楽プレイヤーやゲームアプリケーションの音量スライダー、その二段階で調整することができます。

 音楽やゲーム音を実際に再生するのは、プレイヤーやゲームアプリケーションですが、その音量を大元で調整するのが再生コントロールのWave(MIDI)です。WaveをミュートONにすると、全ての音楽再生音やゲーム音は入力/録音されなくなります。

音量調整のポイント

 Waveのスライダーとアプリケーションの音量スライダー、両方を最大まで上げると、音割れするほどの大音量で入力/録音され、マイク音量が相対的に小さくなってしまうのが一般的です。

 また、Waveスライダーの調整はクリック音やエラー音などのWindowsシステム音にも影響するので、Waveは低めにして、アプリ側のスライダーで細かい調整をするようにしましょう。

マイク入力音量の調整
再生コントロールのマイクスライダー
 マイク入力音量は、再生コントロールのマイクスライダーから調整する事ができます。マイクミュートを解除しないとマイク音声は入力されません。

マイクブーストと音量調整のポイント

 ステレオミックスでの音楽+マイク同時入力の場合、音楽(ゲーム)音量に比べてマイク音量は小さいのが普通です。マイクのスライダーは最大して、それに合わせて音楽(ゲーム)音量を調整する方が良いでしょう。

 マイクブーストをONにするとマイク音声はかなり大きくなるので、スライダーを下げないと音割れすることがあります。

 パソコンによってはマイクブースト機能が無いものもあります。また、マイク本体の入力感度もマイク入力音量に大きく影響します。


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