このページは2009年05月27日に更新されました
超図解!Windows Vista
サウンドコントロール
はじめに
超基本! パソコンによって異なる音声入力/録音機能とオーディオデバイス
超基本!
オーディオデバイスの入出力端子
超基本!レベルメーターの活用と各種録音ソフトや配信サービス
1 サウンドコントロール画面の開き方
2 録音コントロールの基本操作方法
3 再生コントロールの基本操作方法
4 マイク音声を入力/録音する方法と
マイクブーストについて
5 ライン入力の色々な使い方と
オーディオケーブル
6 音楽やゲーム音(パソコン内部再生音)を入力/録音する方法
7 音楽やゲーム音と
マイク音声を同時入力する方法
8 オーディオデバイスの追加と、複数オーディオデバイスについて
9 複数オーディオデバイスの各種活用方法
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超図解!Windows Vistaのサウンドコントロール

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超基本!パソコンによって異なる音声入力/録音機能とオーディオデバイスについて

パソコンによって異なる音声入力/録音機能

 最初に大切な基礎知識が、音声の入力/録音機能はパソコンによって異なるということです。音を再生(スピーカーやヘッドホンから音を出す)することは、一般的な全てのパソコンで可能です。しかし、「A」というパソコンで、再生する音楽と接続したマイクからの音声を同時に入力/録音することができたとしても、違うメーカーの「B」のパソコンではできないことがあるのです。

 この違いは携帯電話のようなものです。どんな携帯電話でも電話をすることはできます。しかし、メーカーや機種の違いによって装備されている機能が異なり、ワンセグ機能が有る携帯電話と無い携帯電話があるように、パソコンの音声入力/録音機能は、機種やメーカーによって異なるのです。

音声入力/録音機能の装備率

 下表は、Windows Vistaのパソコンに装備されている音声入力/録音機能のおおよその装備率です。
音声入力/録音機能と使用方法の具体例 機能の装備率
マイク音声の入力/録音機能
(音声通話ソフトSkypeやメッセンジャーでの通話)
ほぼ100%
ライン入力からの入力/録音機能
(iPod・ラジオ・テープレコーダーなど外部機材の音声を録音)
ノートパソコン15%
一体型パソコン50%
デスクトップパソコン90%
内部再生音【音楽やゲーム音】の入力/録音機能
(ネットラジオでの音楽配信)
20%
内部再生音【音楽やゲーム音】とマイクの同時入力/録音機能
(ネットラジオでの音楽+マイク同時放送、ニコニコ動画でのゲーム実況)
10%以下

「オーデォオデバイス」について

 パソコンで音声を再生/録音することができるのは、オーディオデバイスの動作によるものです。「デバイス」とは、パソコンの周辺機器のことで、マウスやキーボードは人間の操作をパソコンに入力するためのデバイスで、モニターは映像出力を見るためのデバイス、プリンターはパソコンで作成した文章などを印刷するためのデバイスです。

 パソコンの中で動くプログラムをソフトウェアというのに対し、それを実際に操作したり目や耳で確認できるようにするための機械装置をハードウェアと呼びます。パソコンで音声を再生/録音できるのは、パソコンにオーディオデバイスというハードウェアが装備され、それが動作しているからなのです。

 オーディオデバイスには、音声を入出力するための端子があり、マイクやスピーカーが接続できるようになっています。

「オンボードオーディオデバイス」について

標準装備のオーディオデバイス

 現在発売されている一般的なパソコンには必ずオーディオデバイスが一つ装備されています。そのほとんどはマザーボードにオンボードで装備されています。

 マザーボードはCPUやハードディスクなど、パソコンを動かす部品を設置する基盤のことですが、マザーボードに取り外せない形で組み込まれているのがオンボードという状態です。ノートパソコンでは全ての製品でオーディオデバイスがオンボードで装備されています。デスクトップパソコンも特別な上級者モデル以外は、ほぼ全てオンボードです。

機能の違いはオーディオデバイスの違い

 特別な上級者モデル以外、「パソコンに標準装備されているオーディオデバイス=オンボードオーディオデバイス」と考えて間違いありません。そして最初に述べた、パソコンによって音声入力/録音機能が異なるのは、標準装備のオンボードオーディオデバイスの機能と性能の違いによるものなのです。

オーデォオデバイスはパソコンに追加することができる

 オーディオデバイスはPCIスロットに追加するサウンドカードや、USBポートに接続するUSBオーディオデバイス・USBヘッドセットといった形で追加することができます。オンボードオーディオデバイスと合わせた二つ以上のオーディオデバイスをパソコンに装備させ、同時に使用することもできます。

デスクトップパソコンにはサウンドカード
 パソコンに空いているPCIスロットがあれば、サウンドカードを追加することで、オーディオデバイスを追加することができます。

 録音音質の改善や機能拡張に、最も有効な手段と言えるでしょう。スリム型パソコンの場合にはロープロファイル(通常よりもPCIスロットの幅が狭いタイプ)になっている場合があるので注意してください。

 パソコンによっては、オンボードのオーディオデバイスを、BIOSという基本設定部分で停止しないと、サウンドカードが正常に動作しない場合もあります。

サウンドカード


USBオーディオデバイス・USBヘッドセット
ノートパソコンにはUSBオーディオデバイス
 ノートパソコンにはPCI接続のサウンドカードを追加することはできません。USBポートに接続するUSBオーディオデバイスを追加するのが一般的です。数は少ないですが、PCカードで追加できる、PCカードオーディオデバイスも存在します。

 USBヘッドセットは、一部の例外的な製品を除き、基本的にはマイク音声だけしか入力/録音させることはできません。

 録音音質の改善や機能拡張に有効な手段ですが、サウンドカードに比べると全体的に価格が高いものが多く、ノートパソコンの場合、各種音声入力をするための制限がデスクトップよりも多いのが実情です。また、Windows Vistaでは、XPに比べて音声入力機能が制限されている機種が多いことが問題になっています。

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