このページは2009年01月22日に更新されました
響音DIGI.使用方法レポート
0 はじめに
1 「響音DIGI.」
Windows XPでの音声入力
2 「響音DIGI.」
Windows Vistaでの音声入力
3 「響音DIGI.」その他の機能
4 「響音DIGI.」の入力音質について

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「響音DIGI.」Windows Vistaでの音声入力
 ここでは、「響音DIGI.」の音声入力の基本機能と、音楽+マイク同時入力の設定方法について解説します。

 「響音DIGI.」には左図のように豊富な入力端子が装備されていて、それぞれのコントロールが可能です。

 ミキサー画面に表示されているのが「響音DIGI.」でコントロール可能な入出力音声の項目ですが、再生コントロールのマイクとライン入力はこの画面では操作できず、Vistaの画面から操作する必要があります。

 通常のオーディオデバイスと同じように、録音コントロールを複数選択することはできません。

 また、Vista特有の現象として、音声を入力/録音するソフトを起動・動作させていると、録音コントロールの選択を変更することができないので注意してください。各録音コントロールの機能は次のとおりです。

S/PDIF in
 S/PDIF(光入力)端子に接続された音声を入力/録音することが出来ます。S/PDIFへの入力音声を聞くには、同じくSPDIF出力に対応した機材が必要です。
Stereo Mix
 再生コントロールでミュートを解除した音声をミックスして入力/録音できる機能です。Wave(パソコン内部再生音)+マイク入力+ライン入力などをミックスして入力することができます。ただし、再生コントロールにS/PDIFのコントロールが無いのでS/PDIFとの音声をミックスすることはできません。

マイク
 マイク入力端子に接続したマイク音声を、入力/録音する設定です。

ライン入力
 ライン入力端子に接続した機材からの音声を、入力/録音する設定です。

Vistaでの音楽+マイク同時入力設定方法
音楽+マイク音声をパソコンに入力/録音する設定
 ここでは、パソコンで再生する音楽やゲーム音(内部再生音)とマイク音声を同時に入力/録音するための設定方法を解説します。

入力/録音ソフト起動前に設定をしよう
 まずは、左のようにミキサー画面または、Windowsのサウンド画面から、録音コントロールでステレオミックスを選択(既定のデバイスに設定)してください。

 Vistaは、音声の入力/録音ソフトの起動・動作中には録音コントロール項目を選択変更することができない場合が多いので、この設定は必ずソフトの起動前に行いましょう。

 これで、音楽やゲーム音などのパソコンの内部再生音が入力/録音することができるようになりました。次は、マイク音声を同時に入力するミュート解除設定をしましょう。
スピーカープロパティ画面からマイク設定
 マイク音声を同時に入力できるようにするには、スピーカーのプロパティ画面からマイクのミュートを解除しましょう。マイク音量は、スライダーから行います。

 この操作は、「響音DIGI.」のミキサー画面からは出来ません。

 ライン入力を使わない場合には、ノイズが混入してしまうので、必ずミュートONにしておきましょう。

 ステレオミックス状態でライン・マイク両方のミュートを解除すれば、音楽(内部再生音)+ライン入力+マイクでの音声入力をすることもできます。

「響音DIGI.」での音量バランス調整のコツ
音楽に比べて小さいマイク音量に注意
 「響音DIGI.」での、ステレオミックス+マイクミュート解除による音楽+マイク同時入力の場合、音楽に比べてマイク音声がかなり小さく入力される特徴があります。

 音楽プレイヤーや、Windowsの音量ミキサで、音楽音量やゲーム音量などを小さくしておかなければバランスが取れないので注意してください。

 また、音量ミキサで、【Windowsのサウンド】をミュートONにすると、クリック音やエラー音などの、Windowsシステム音をカットすることが出来ます。
マイクブーストは必須
 マイク入力はかなり小さいので、マイクブーストが必要になります。ただし、マイクブーストONでスライダーを最大まで上げると大きなノイズが混入するので注意してください。

 「響音DIGI.」の弱点は、マイク入力とライン入力に必ずノイズが発生してしまうことです。入力音量を上げるとそれに比例してノイズも大きくなってまい、特にマイクブーストをONにすると、ノイズも増大します。

 ノイズが気にならない程度に、しかし、聞き取れるマイク音量で調整するのは少し手間がかかりますので注意してください。

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