このページは2009年05月27日に更新されました |
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超図解!Windows Vistaのサウンドコントロール
3.再生コントロールの基本操作方法
再生コントロールの二つの役割
再生コントロールの操作には二つの役割があります。まず一つは、スピーカーやヘッドホンから出る音量を調整する役割で、最も一般的な操作です。
もう一つは、録音コントロールでステレオミックスを既定のデバイスにしたときに、入力される音声をパソコン内部再生音に「する/しない」の選択と、その入力音量調整という役割です。
再生コントロール操作は【プロパティ】から
スピーカーを選択して【プロパティ】ボタンを押してください。プロパティ画面の【レベル】タブから再生コントロールの操作を行います。 |
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ミュートボタンとパソコン内部再生音
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再生コントロールのミュートボタンの意味
よく知られているミュートの意味は「消音」ですが、再生コントロールのミュートボタンには、その項目の音声をパソコンの内部再生音に「する/しない」という機能も含まれています。
これは、録音コントロールで内部再生音を入力する機能であるステレオミックスを既定のデバイスにしたときだけに意味を持つもので、音楽(ゲーム音)とマイク音声を同時入力/録音するときなどに活用するのです。
再生コントロールのミュートボタン |
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ミュートOFF |
ミュートON |
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複数選択できない録音選択を補う
前項で解説したように、録音コントロールの項目を複数選択する事はできません。
例えば、マイクとライン入力からの音声を同時に入力/録音しようと思っても、両方を同時に既定のデバイスにすることはできないので、録音コントロールの操作だけではそれは不可能なのです。
それを補うのが、内部再生音を入力/録音するステレオミックス機能と内部再生音化するためのミュートボタンなのです。 |
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(参考)ステレオミックス機能とミュートOFFによる内部再生音化についてのチャート図
・録音コントロールのステレオミックス
・再生コントロールのミュート
この二つの関係について「マイクとライン入力の音声を同時に録音/入力」という具体例で解説します。
まず、マイク入力端子・ライン入力端子、それぞれに接続したマイクや機材から音声が発信されている状態だとします。
録音コントロールの設定だけの場合
録音コントロールの既定のデバイスを複数同時に選択することはできないので、右画面のように、マイクかライン入力、いずれかからの音声入力/録音となってしまいます。 |
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ステレオミックスと
ミュートOFFを組み合わせる場合
マイク入力端子・ライン入力端子、それぞれに接続したマイクや機材から音声が発信されている状態です。
再生コントロールのマイク・ライン入力のミュートをOFFにし、二つを内部再生音化します。
録音コントロールは、ステレオミックス(ステレオミキサー)を既定のデバイスにします。
内部再生音を取り込むステレオミックスに、ミュートOFFで内部再生音となったマイクとライン入力両方の音声が取り込まれます。
これで、マイクとライン入力の音声をまとめて入力することができるようになるのです。
さらに、音声ミキサから【Windowsのサウンド】のミュートをONにすれば、内部再生音ではなくなるので、クリック音やエラー音を入力/録音される音声から排除できます。
結果として録音コントロールの設定だけではできなかった、マイクとライン入力の同時入力が可能になり、邪魔なWindowsシステム音もカットする事が出来ました。
再生コントロールのミュートOFFによる内部再生音化と、録音コントロールでステレオミックスを既定のデバイスに選択する意味は以上のとおりです。これが様々な録音や放送に幅広く応用できる最も重要な基本なのです。 |
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